8月30日〜9月4日:ひたすら餌をたべまくる五齢の日々
▲8月30日、五齢 1日目。
▲8月31日、五齢 2日目。
▲9月1日、五齢3日目
▲9月2日、五齢4日目。このあたりまで来ると人の指みたいなサイズになります。蚕座にしているザルが手狭になるので 3枚にわけました。
▲9月3日、五齢 5日目。
▲45Lのゴミ袋にどっさり摘んできた桑の葉。お蚕は400頭くらいいて、五齢になるとこれを半日くらいで食べてしまいます。四齢まではここまで沢山食べません。
うちではお蚕にやるために、庭先で桑の木を育てています。さすがに庭先で育てられる桑では 400頭もの蚕をやしないきれないので、五齢になると土手や公園で桑をつんできます。
桑は、観賞用に植えられたものもありますから公園で取る時は注意が必要です。土手に生えているようなものはたいてい雑草扱いなので、摘んでも叱られないだろうと思います。
蚕を飼い始める前から野性の桑がはえてる場所をみつけておきます。雑草扱いなので、一ヶ所だと草刈りの時に根こそぎ切られてしまうことがありますから、何ヶ所も探しておく必要があります。
桑の葉は冷蔵庫に入れておけば保存できるので、<b>お蚕の数が少ないならば</b>、一週間分くらいまとめて取ってくることもできると思います。
今回は 400頭くらいいるので、早朝と夕方にお散歩がてら摘みに行きました。摘んでいる間に変な目で見られるし、取り尽くしてしまうと別の場所を探さないといけないし、案外大変です。
去年は「まだ桑が生えてるから大丈夫」と油断して10月に養蚕をしてしまいました。途中までよかったんですけど、遅めの台風がやってきたところで予定が狂い始めました。庭先で育てていた桑が台風でふりまわされて、葉がほとんど枯れてしまったのです。
もちろん土手や公園も回ってみましたが、時期的に葉が悪くなっていて、どれもうどん粉だか黒カビだかにやられてひどい状態でした。
結局餌が足りず、途中で死んだり、薄い繭しか作らなかったりして散々な結果でした。趣味でお蚕を飼うなら9月上旬には繭になるよう、8月の中頃までに始めたほうがいいでしょうね。
▲うどん粉病にやられた桑の葉。これはまだ良いほうで、もっとひどい葉ばっかりになってしまう。
▲9月4日、五齢6日目、そろそろ熟蚕になるかな…