2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧
蔟から繭をはずすことを「繭かき」といいます。 祖母の家には区画簇から繭を押し出すための、太い歯のついた櫛みたいな道具がありましたが、趣味でやってるわたしはそんな専用品を持っていないので手ではずします。 繭かきをするタイミングは、上蔟から5日…
お蚕も病気になります。一齢〜四齢まではそれほどでもないのですが、五齢になってからは気をつけていないと病気で全滅なんてこともありえます。 病気は養蚕を趣味にする上ではさけてとおれないことなので書きますが、見慣れていない人にとってはきもちの悪い…
掃き立て(孵化)から約23日後、とうとうお蚕たちが「ずぅ」になりました。 ずぅというのは、お蚕が成熟して繭になる準備ができた状態のことで、たぶん群馬の言葉だと思います。地方ごとに違う言葉で呼んでいるかもしれません。 より専門的な言葉だと熟蚕(…
▲8月30日、五齢 1日目。 ▲8月31日、五齢 2日目。 ▲9月1日、五齢3日目 ▲9月2日、五齢4日目。このあたりまで来ると人の指みたいなサイズになります。蚕座にしているザルが手狭になるので 3枚にわけました。 ▲9月3日、五齢 5日目。 ▲45Lのゴミ袋にどっさり摘ん…
はてなブログ1周年おめでとう! id:hatenablog なんだそうです。 betaもとれてなのに浮かれすぎじゃないのかと思うんですが、おめでとうございます。 わたしはダイアリーは気に入って使っていますが、はてなブログは一カ月分の有料メニューをプレゼントでも…
お蚕さんは四回脱皮します。脱皮の前に餌を食べなくなり、眠ったように、死んだように、動かなくなることから、その時期を「眠(みん)」とか「休み」と言います。四眠のことを庭の休みというのは、お蚕のルーツを説明する伝説と関係しています。詳しくは右…
四齢五日目です。 この時期には餌を枝ごとやっています。 お蚕に桑をやることを、群馬で祖母などは「桑をくれる」と言ってました。 標準語でも上から目線の表現だと「褒美をくれてやろう」みたいに言いますけど、群馬のちょっと古い言葉だと「やる」ことを「…
三齢から四齢になった時の脱皮殻(だっぴがら)です。 普通のお蚕は四回脱皮して、五回目に繭の中で蛹(さなぎ)になります。そういうのを四眠性といいます。四眠は脱皮の前に眠ったようになる回数です。 たまに三回脱皮で繭を作る三眠性の品種もいるそうで…