趣味の盆蚕

「しゅみのぼんかいこ」とは、盆栽を楽しむように小規模に養蚕を楽しむという意味で、ブログ筆者の造語です。略称は「ぼんさん」

8月24日:船の休みが終わりました

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 心配したほどのこともなく、一夜あけたらすっかり脱皮が終わってました。

 これでお蚕さんたちは四齢になりました。

 二枚目の写真、お蚕にピントがあってない…

 

 四齢蚕は頭が一回り大きくなって、白っぽくなりました。

 背中の馬蹄形のぶちがくっきり目立つようになりました。

 大きくなりました。れいによって計ってないので何センチとは言えませんが。

 餌の量も増えてきますが、まだ大したことはありません。

 

 世話の仕方はこれまでとだいたい同じです。

 ザルに模造紙を敷いた上で飼います。ビニールはもういりませんが、餌が乾くようならゆるくかぶせておいてもいいかもしれません。

 蒸れると病気が出るので、ビニールが湿気でくもるようならはずしたほうがいいです。

 餌が古くなったら、新しい葉を上にのせて、お蚕が上がってきたら葉っぱごと新しい紙に移動します。

 何度かやっても移動しないお蚕は手で移します。

 古い餌と糞だけになったら紙ごと捨ててしまいます。

 お蚕のいる紙をえいやっとザルに戻せば餌やりの完了です。

 

 ちなみに、養蚕専用のザルは蒸れないように粗くあんであります。

 梅の土用干し用のざるだと、テーブルに直置きすると、底から蒸れてきてカビがはえてくることがあります。

 うちでは小さな座卓をひっくりかえし、足の上にザルをのっけて、下があくようにして使ってます。

 10頭や20頭飼う時は、こんな心配はいらないのですが、もし1蛾(数百頭)に挑戦するなら、蚕座の下に隙間を作る工夫をしたほうがいいかもしれません。